一発合格じゃなくていい!仕事と両立してFP2級を段階突破した私の勉強法&実践ノウハウ

FP2級・資格取得ガイド

診療放射線技師として働きながらFPとしての勉強を続けている、メディカルカイの山田です。

実は私、FP2級に一発合格したわけではありません。最初の学科試験では不合格でした。そこで「学科・実技の分割受験(段階受験)」という方針に切り替えました。2月に学科試験に合格し、4月7日には実技試験にも合格して、ようやく完全合格にたどり着くことができました。

この記事では、不合格を経験したからこそ見えてきた勉強のコツや、忙しいシフト勤務の合間にどう学習時間を確保したかなど、私自身のリアルな体験をもとにお伝えしていきます。同じように「一度落ちてしまって心が折れそうな方」「仕事が忙しくて分割受験を検討している方」の参考になれば幸いです。

FP2級は一発合格じゃなくてOK!学科不合格から学びを得た理由

FP2級は一発での学科・実技同時合格が必須ではなく、学科と実技を別々に受験することも制度上認められています。一度学科で不合格になっても、原因を整理し直して分割受験に切り替えれば、無理なく合格を目指すことができます。

最初の学科受験で落ちてしまった原因の分析

最初の学科試験に挑んだとき、私は「範囲が広いから、とにかく全体を一通り勉強すればなんとかなる」という考えで臨んでいました。結果として、タックスプランニングや不動産など、自分の業務になじみの薄い分野の理解が浅いまま試験当日を迎えてしまい、不合格という結果になりました。

振り返ってみると、原因は主に2つあったと感じています。1つは、勤務のシフトに合わせて学習時間が不規則になり、特に苦手分野の復習が後回しになっていたこと。

もう1つは、テキストを読むインプット中心の勉強に偏り、問題演習を通じたアウトプットの量が不足していたことです。この気づきが、その後の勉強法を見直す出発点になりました。

「学科」と「実技」をあえて分けて狙う分割受験のメリット

不合格という結果を受けて、私は「学科・実技を同じ回でまとめて突破する」ことにこだわるのをやめました。代わりに選んだのが、学科試験にまず集中して合格し、その後で実技試験の対策に切り替える分割受験というやり方です。

この方法のメリットは、1回に覚えるべき範囲と対策の方向性が絞られることだと感じています。学科の勉強をしているときは暗記と法改正の理解に、実技の勉強をしているときは計算や資料読解の実践力に、それぞれ集中して取り組めます。仕事で疲れている日でも「今はどちらに力を入れる時期か」がはっきりしているぶん、学習のペースを保ちやすくなりました。

2月学科合格から4月7日の実技合格まで行った具体的な勉強法

学科合格後は、記憶が新しいうちに実技試験特有の出題形式に慣れることを優先しました。過去問演習を中心に据え、シフト勤務の合間の短い時間も積み重ねることで、2ヶ月ほどの準備期間で4月7日の実技試験合格につなげることができました。

記憶が定着しているうちに「過去問演習」に特化する

学科試験に合格した直後は、法律や制度の知識がまだ頭の中に残っている状態です。私はこのタイミングを逃さないよう、テキストを最初から読み直すことはせず、すぐに実技試験の過去問演習に取り組み始めました。

実技試験は学科で学んだ知識を、計算問題や事例問題という形でどう使うかが問われる試験です。過去問を繰り返し解く中で、「この分野はこういう聞かれ方をするのか」というパターンが少しずつ見えてきて、知識と出題形式が結びついていく感覚がありました。わからない箇所が出てきたときだけ、該当する部分をテキストに戻って確認するという進め方が、自分には効率的だったと感じています。

シフト勤務の合間に行ったスキマ時間の活用法

診療放射線技師の仕事は日勤・オンコールなどシフトが不規則で、まとまった勉強時間を毎日確保するのが難しいのが実情です。そこで私は、休憩時間や勤務の合間、朝出勤するまでの時間といった短い隙間を使って、過去問を1〜2問だけ解くという習慣を作りました。

まとまった時間が取れる休日には計算問題の演習に充て、平日のスキマ時間には知識の確認や見直しに使うというように、時間の長さに応じて取り組む内容を使い分けていたのもポイントです。細切れの時間でも「今日は何も勉強できなかった」という日を減らせたことが、最終的に4月7日の合格につながったと感じています。

とにかく毎日問題に触れて、専門用語と問題の傾向に慣れることが大切です。

実技試験で得点を伸ばすための3つのポイント

実技試験は、定番の計算問題を確実に得点すること、資料から必要な数値を素早く読み取ること、そしてパソコンの電卓の操作ミスを減らすことの3点を押さえることで、得点の安定につながります。

① 毎年出題される定番の計算問題を確実に解けるようにする

実技試験には、毎回のように出題される定番の計算パターンがいくつか存在します。私はまず、こうした頻出の計算問題を優先的に演習し、解き方の手順を体に覚え込ませることを意識しました。

初見の問題に時間をかけるよりも、出題頻度の高いパターンを繰り返し解いて「見た瞬間に手が動く」状態に仕上げておくほうが、限られた勉強時間の中では効果を感じやすかったです。基本的な計算問題を落とさないことが、得点を安定させる土台になると実感しています。

② 図表や資料から必要な数値を素早く見つけ出す

実技試験では、キャッシュフロー表や保険の契約内容一覧などの資料が提示され、その中から必要な数値を拾って計算する形式の問題が多く出題されます。情報量が多いため、どこに必要な数値があるのかを素早く見つける力も重要だと感じました。

普段の演習の中で、資料のどの部分に注目すればよいのかを意識しながら解く練習を重ねることで、本番でも資料を読み込みすぎずに必要な情報だけを拾えるようになっていきました。

③ パソコンで表示される電卓の操作に慣れておく

FP試験ではパソコンに表示される電卓を使用します。この電卓の使い方に慣れていないと、単純な計算でもミスをしたり時間を取られたりすることがあります。

ネットで検索すると過去問集を提供しているサイトが見つかります。そこで電卓も操作できるでの、ぜひ使用することをお勧めします。

例えば以下のようなサイトです。

FP2級ドットコム
FP2級の解説でNo.1を目指すサイト。試験の最新動向や過去問題の解説、質問用の掲示板など2級ファイナンシャルプランニング技能士検定に関係する情報を発信しています。トップページの過去問題一問一答で理解度を確認しましょう。

このような過去問を提供してくれているサイトを使って練習を重ねることが、余計なミスを防ぐうえでとても役立ちました。

医療従事者がFP2級に挑戦して感じた学習の価値

医療従事者は専門職としての安定性がある一方で、お金の制度や仕組みについて学ぶ機会は限られがちです。FP2級の学習を通じて、自分自身の生活設計に関わる知識を体系的に整理できたことは、資格取得そのもの以上の価値があったと感じています。

安定した職業だからこそ知っておきたい「お金の基本構造」

診療放射線技師として働く中で、社会保険や税金、資産形成といったお金に関する制度は、給与明細や年末調整を通じて断片的に目にする程度でした。FP2級の勉強を通じて、それらの制度がどうつながっているのかを、体系立てて理解できたことは大きな収穫でした。

安定した職業に就いているからこそ、お金の流れについて深く考える機会を持たずに過ごしてしまいがちだと、勉強を始めてから改めて感じています。制度の全体像を知っておくことは、今後のライフプランを考えるうえでの土台になると感じました。

諦めずに目標を達成した体験が自信につながる

最初の学科試験で不合格になったときは、正直なところ落ち込みましたし、このまま挑戦を続けるべきか迷った時期もありました。それでも勉強法を見直し、分割受験という形で目標に向き合い直したことで、2月の学科合格、そして4月7日の実技合格という結果にたどり着くことができました。

一度立ち止まって方法を変えても、最終的に目標を達成できるという経験は、資格そのものの知識以上に、自分にとって大きな自信になったと感じています。仕事と両立しながらの勉強は決して楽ではありませんでしたが、諦めずに続けたことが結果につながったのだと思います。

よくある質問(FAQ)

Q1: 学科試験に落ちてしまったのですが、次回に向けて何から始めるべきですか?

まずは、どの分野の理解が浅かったのかを振り返り、原因を整理することから始めるとよいと思います。私自身も、タックスプランニングや相続・事業承継などの苦手分野が後回しになっていたことや、問題演習の量が不足していたことに気づいたのが、次の対策につながるきっかけになりました。あわせて、学科と実技を同じ回で狙うか、分割受験に切り替えるかを検討してみるのもひとつの方法です。

Q2: 学科と実技を分けて受験することのデメリットはありますか?

完全合格までにかかる期間が、同時合格を目指す場合に比べて長くなる点は、分割受験のデメリットとして挙げられると思います。また、学科合格から実技受験までの期間が空きすぎると、覚えた知識が薄れてしまう可能性もあります。私の場合は、学科合格後すぐに実技対策へ切り替えることで、この点をカバーするよう意識していました。ちなみに学科の点数が出た時点ですぐに実技試験の試験予約も取りました。こうすることで勉強を先延ばしにすることが防げたと感じています。

Q3: 独学で実技試験を対策する場合、おすすめの学習ツールはありますか?

過去問題集を繰り返し解けるものを1冊用意しておくことが、独学での実技対策の基本になると感じています。あわせて、上記でも挙げた過去問を提供してくださっているサイトを使い倒すというのがおすすめです。「ネットの過去問だけで十分じゃないの?」と思うかもしれませんが、やはり自分に合う教材を自分のお金で買って使うというのが、勉強する覚悟も決まるので私は必要だと感じています。教材選びに迷う場合は、最新の試験範囲・法改正に対応しているかどうかを確認したうえで選ぶとよいと思います。

まとめ&次のステップへ

一発合格にこだわらず、学科・実技の分割受験という方法を選んだことで、仕事と両立しながらFP2級の完全合格にたどり着くことができました。最初の不合格は決して無駄な経験ではなく、その後の勉強法を見直すきっかけになったと、今振り返って感じています。

同じように資格取得を目指す医療従事者の方や、働きながら勉強を続けている方の参考に、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです。当ブログ「メディカルカイ」では、今後もFP資格の勉強法や医療従事者ならではの視点でのお金にまつわる情報を発信していく予定ですので、関連する過去記事もあわせてご覧ください。

また、FPとしても活動していますので、ライフプランなど相談したいという方はお問い合わせいただけますと幸いです。

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